content_pasteM&A考察

セイコーソリューションズ、創業30年・国内トップの「性能管理ソフトウェア」を運営するアイアイエムを買収


IoTのM&A

セイコーホールディングスのグループ会社であるセイコーソリューションズ株式会社は、コンピューターシステムで国内トップシェアの「性能管理ソフトウェア」を展開する独立系企業である株式会社アイ・アイ・エム(以下アイ・アイ・エム)の全株式を取得し、2017年4月3日に子会社化した。

M&Aサマリー

買い手企業 売り手企業
社名 セイコーソリューションズ株式会社 株式会社アイ・アイ・エム
属性 上場企業子会社 未上場企業
業種事業内容 通信・システムインテグレータ セキュリティ・システム開発
設立年 2012年 1988年
本社所在地 千葉県 東京都
社員数 約600名 107名
資本金 5億円 3億9000万円
直近の売上高 194億円 不明
直近の営業利益 3.6億円 不明
財務状態 不明 不明
ディールデータ
売却額 非公開
譲渡スキーム 全株取得
M&A理由 事業シナジー・IoTへの対応 事業承継の可能性

好調のシステムソリューション事業に集中

2月16日に発表した2016年度第3四半期セイコーホールディングス決算発表会資料によると、主力のウォッチ事業、電子事業の売り上げがいずれも前年比を下回るなど不調だった。システムソリューション事業は、前年同月累計売り上げの131億円を上回る145億円となり、16年度累計営業利益は、8.6億円と前年の同事業の赤字体質を抜け出した。

好調の理由は、決済端末などのデータサービス事業やホームセキュリティ向けのモバイルソリューション事業などが好調に推移したものと発表している。

IoT分野への将来投資

セイコーソリューションズは、ウオッチ、電子デバイスに続く第三の主柱事業としてシステムソリューション事業の拡大を進めており、アイ・アイ・エムを子会社化することでこれから急成長すると言われるIoT時代にむけて、その動きを加速する考えだ。

自社事業のネットワーク機器の販売や運用サービスのみではなく、アイ・アイ・エムの持つデータを活用した分析や、具体的な経済成果に結びつけるコンサルティングなどのノウハウが獲得でき、ハードウエアやシステムビジネスから、アプリケーションやインフラ層への幅広いビジネス展開していくことを見据えている。

アイ・アイ・エムの特徴

アイ・アイ・エムは、1988年の起業当時から業界の先駆的な存在として、企業システムの性能解析・管理ソフト「ES/1 NEO」シリーズを主力とするパッケージ開発ベンダー。レンタル形式での導入先は、大手企業や官公庁など合計約850社に及ぶ。