content_pasteM&A考察

STUDIOUS運営のTOKYO BASE、FACTOTUM運営会社株式を49%取得


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東証一部上場でアパレルショップ「STUDIOUS」の運営とアパレルブランド「UNITED TOKYO」を展開しているTOKYO BASEが平成29年6月19日、ブランド「FACTOTUM」を手がける有限会社ロスチャイルドと資本提携を実施すると発表した。TOKYO BASEはロスチャイルドの株式譲渡および、第三者割当増資の引き受けにより株式を取得し、持分法適用関連会社化する。

ロスチャイルドの買収はまず、「FACTOTUM」をともに手がける有限会社ファクトタムの全株式をロスチャイルドが取得し、完全子会社化する。その上で、ロスチャイルドの発行済株式60株のうち20株をTOKYO BASEに譲渡し、さらに第三者割当増資で新たに発行する19株をロスチャイルドが引き受け、TOKYO BASEの議決権所有割合が49.37%になる形で行われる。取得価額については非公表、取得日は平成29年6月30日。

買収理由

TOKYO BASEは永続的に高い成長を実現するため企業買収の検討を以前から行っていた。その中でロスチャイルドはTOKYO BASEにとって戦略的に重要な仕入先の1つであり、ロスチャイルドの持つ優れた商品力は、TOKYO BASEの持つ大きな販売力を活かすことでお互いの事業を拡大できる見込み。

主力製品「FACTOTUM」について

30代のメンズを中心に人気のドメスティックブランドである。デビュー当初からタイトなテーラードジャケットやデニムに定評のあるブランドと言われ、業界関係者の間ではかなり評価の高いブランドで特にスタイリストの着用率の高いブランドとのことだ。デビューからわずか3年で東京コレクションのランウェイに参加している。2017年時点で、旗艦店2店舗、セレクトショップ路面店39店舗、セレクトショップ/ショップインショップ14店舗、アウトレットショップ1店舗展開している。

M&Aサマリー

2017.6.30 買い手企業 売り手企業
社名 株式会社TOKYO BASE 有限会社ロスチャイルド
属性 東証一部 未上場
業種事業内容 国内ブランド特化型のセレクトショップの運営と独自ブランドの展開 衣料品、服飾雑貨の卸売及び小売事業
設立年 2008年 2004年
本社所在地 東京都 東京都
社員数 不明 不明
資本金 2億6,375万円(平成29年5月31日現在) 300万円
直近の売上高 93億5,645万円(平成29年2月期) 不明
直近の営業利益 12億9,082万円(平成29年2月期) 不明
純資産 26億8,164万円(平成29年2月期) 不明
負債 24億3,194万円(平成29年2月期) 不明
代表的な免許・知財 セレクトショップ「STUDIOUS」、コンテンポラリーブランド「UNITED TOKYO」 ファッションブランド「FACTOTUM」
ディールデータ
売却額 不明
※1.実質売却額 不明
譲渡スキーム                             株式譲渡及び、第三者割当増資
※2.想定回収期間 不明
M&A理由 事業シナジー創出による事業拡大 事業シナジー創出による事業拡大

 

※1.実質売却額=売却額+負債 本来は、左記に現預金を引くのが通例だが、現預金データがないため考慮していない。

※2.想定回収期間=(実質売却額-純資産)÷営業利益

有限会社ロスチャイルドの概要

会社名:株式会社ロスチャイルド

代表取締役社長:有働 幸司

本社所在地:東京都渋谷区鶯谷町7-3

資本金:300万円

株主構成:有働 幸司 40株(66.67%)、その他20株(33.33%)

有働 幸司氏の概要

1971年熊本生まれ。東京モード学園卒。新卒でビームスに入社。ビームスを退社して、ロンドンに留学。帰国後、八重樫学、東郷達也とともに3人でラウンジリザードを設立。その後、有働幸司は独立のためにラウンジリザードから脱退。TOKYO FASHION AWARD 2015 受賞デザイナーであり、2シーズンにわたってパリのショールームでコレクションを発表するなど国内外において高く評価されているファッションデザイナーである。