content_pasteM&A考察

フリービットが医療施設向けデジタルサイネージサービス運営会社を実質0円で買収。


東証一部上場のフリービット株式会社が平成29年6月30日、医療施設向けデジタルサイネージサービスを展開していた株式会社医療情報基盤を子会社化すると発表した。買収価額は1,000万円。取得価額はアドバイザリー費用など含めて1,100万円。買収金額-純資産+負債=0円なので、今回のM&Aは業績の悪化による清算に近いM&Aかと思われる。

医療情報基盤はデジタルサイネージ市場の拡大を見据え、いち早くサイネージ用ディスプレイの設置などの先行投資を行ってきた。2016年12月9日時点ですでに、全国各地119施設に導入され、設置台数は4,700台に達している。設置したデジタルサイネージを基盤に、医療施設に対するソリューションビジネス、広告ビジネス、コンテンツビジネスを展開している。

買収理由

国内のデジタルサイネージ市場は東京オリンピックが開催される2020年までに2014年の2倍以上となる2,500億円腸の市場規模になることが想定されている。特に医療施設向けは需要が高まる分野の1つとして位置づけられている。

フリービット株式会社はデジタルサイネージサービスと相関性の高いインターネット広告関連事業と医療施設との相関性の高いヘルスケア事業を展開している。そのどの事業も株式会社医療情報基盤とのシナジーにより拡大が見込めると判断し、子会社化することとなった。

さらにクラウド型配信へのニーズの高まりを背景に、Health Tech事業だけでなくクラウド事業とのシナジー創出にも努めていく考えだ。

M&Aサマリー

2017.8.1 買い手企業 売り手企業
社名 フリービット株式会社 株式会社医療情報基盤
属性 東証一部 未上場
業種事業内容 インターネット接続事業者へのインフラ提供事業など 医療施設向けデジタルサイネージの開発・運営
設立年 2000年 2010年
本社所在地 東京都 東京都
社員数 単体:237名/連結:880名(2017年4月30日現在) 不明
資本金 45億1,418万円 1,000万円
直近の売上高 352億2,247万円 3,500万円
直近の営業利益 13億2,133万円 -3億2,700万円
純資産 112億5,125万円 9,200万円
負債 143億4,600万円 8,200万円
代表的な免許・知財 MEDIP VISION
ディールデータ
売却額 1,000万円
※1.実質売却額 -100万円
譲渡スキーム     株式譲渡 発行済株式の100%譲渡
※2.想定回収期間 不明
M&A理由 シナジー創出による事業拡大 清算

※1.実質売却額=売却額+負債+取得費用 本来は、左記に現預金を引くのが通例だが、現預金データがないため考慮していない。

※2.想定回収期間=(実質売却額-純資産)÷営業利益

株式会社医療情報基盤 の概要

会社名: 株式会社医療情報基盤

代表取締役社長: 前浜 隆広

本社所在地:東京都港区芝3-4-12

資本金:1,000万円

株主構成:株式会社廣済堂 100.00%